1950年生まれで2015年に故人となった群馬県前橋市出身のギタリストで、70年代にはスタジオミュージシャン~セッションギタリストとして数多くの著名歌手や日本のニューミュージック系シンガーソングライターのレコーディングに参加していて、これはやちょっとここでは書ききれないほどなのでネット検索をご参照の程。因みに少し例をあげるなら山口百恵のプレイバック、近藤真彦ハイティーンブギ、郷ひろみ男の子女の子ほか、長渕剛 吉田拓郎 沢田研二などなど、いわゆるプログレ系では無い活動領域が主戦場だったこのギタリストも、例えば本作を聴いてしまうと本心ではそっち方面にも関心があったのでは?という興味深い内容で、特に日本の70年代ニューロックやプログレ系に興味のある人なら尚更、興味深いところ。本作の編成は矢島賢(ギター)を中心に田代マキ(キーボード)、美久月千晴(エレクトリックベース)の2人も矢島賢 と同世代のスタジオミュージシャンとして数多くの著名歌手の録音に参加している演奏者。今一つ経歴が解らないToshiakiKoba(ドレムス)を含めた4人編成にて81年のスタジオ録音。オリジナルLP盤のリリースは日本Atlanticから82年のリリース。で、こちらの再発CD盤は2017年に日本ワーナーミュージックから限定版、SHMCDにてリリースされていたもの。このジャケットからしてプログレオーラを放ち、内容はと言えばインナートリップサイケな冒頭の効果音を経てまるで70年代のピンクフロイドが憑依したようなアクースティックギターのストロークにデイヴィッドギルモアを彷彿とさせる伸びやかで陶酔感いっぱいのギターが湧き上がり、これのバックでもやはりピンクフロイド的なアンビエンスを放つシンセや効果音、これらを覆うディレイ、エコーなどが施されながら展開、さらにドラムス、ベースが加わって楽曲の本題に向かって進んでいき、途中のハードロック調のインストから終盤の後期キャメル調のクロスオーヴァーなハードフュージョン曲も面白いものの、真骨頂のピンクフロイド的なプログレ曲ではそのものズバリとなるなど、今まであまりプログレ筋にはチェックされてこなかったのがウソみたいな内容。因みにDiscogsではなぜかシンセポップなんてカテゴライズされてもいて、或いはこれが出た当時のクロスオーバーフュージョンブームの波に混じってしまって正確に評価されてこなかったのが要因なのかもしれず、プログレ視点での検証でこそ本作の本質が浮かび上がっても来る、そんな内容。矢島賢 KEN YAJIM AND VISIONSA-realize(warner music japan)コンディション:★盤は中古盤として並品(軽いキズ、スレがあります。音トビ無し、再生に影響無し)、ジャケットは中古盤として並品(目だたない程度のスレ、キズ、経年のヨレがあります。端にツメの噛み跡あり)、プラケースは中古盤として並品(スレ、キズが散見されます、ヒビ割れがある場合もあります)★プラケースは経済的理由により新品に交換できません。予め消耗品としてお考えいただけますと幸いです★その他詳しいコンディションにつきましてはご入札前にご質問欄からお問合せください。あくまで中古盤という性質上、完璧なコンディションをお求めの場合はご入札をお控えくださいますよう、よろしくお願いいたします★★送料(ユウメール):CD1枚¥180、CD2枚¥215、CD3枚~4枚¥300★郵便料金改定に伴いまして(CD5枚以上は枚数制限無し)及び(LP盤1枚~2枚)は定形外郵便(規格外)での扱いとなります。送料は¥500★対応銀行:郵貯銀行、東京三菱UFJ銀行★