◇橋本文男(”震電”設計者)/一男 1968年 NO.232 楓杢の  ’よく鳴る!’ ’琴線に触れる’ 上質なサウンド!

  • 商品説明・詳細

  • 送料・お届け

商品情報

製作年は表題の通り1968年です。☆様式はなつかしいそれは現代が失ったものの一つだからです☆ーこれは「なんでも鑑定団」で紹介された画家:有元利夫の一文です。古い時代のギター製作家にあこがれている私には心に沁みることばです。様式とまではいかないまでも一時代を風靡したギター作品には郷愁が漂います。「なつかしい」のです。『現代が失ったもの』-それはとてつもなく大きなものから小さいようで大切なものまでー。大きく括れば「日本人の魂」。日本の自然・風土・伝統・文化。最も身近にある「ことば」(言霊)です。モノもそうです。古い家とそこに残されている古材や家具が無残な姿でガラクタ(廃棄物)となって姿を消していき同時にそこにぎっしりと詰まっている家族の絆や思い出までもが失われてしまうのは何とも忍びない思いがします。私が古いギターに愛着を覚えるのは(同世代だからというだけならず)やはり現代が失ったものの一つだと感じさせるものがそこにあるからです。往時のギター製作家が全人格を投影させて生みだした作品には現代が失ったものが詰まっているように思えてならない。当時は当たり前のように存在した”楓”などの良質な材料もまた現代は失ってしまっている。◆(私の独断と偏見)”楓”は断然いい。自信をもってお薦め!~銘木セレクション~~時を超えて輝く銘木たち~静中の動~荒ぶるカエデの秘めたるチカラ~カエデ トラ目杢の世界~カエデは非常に生命力が強い木です。他の木なら致命的になってしまう損傷を受けても、驚異的な生命力で再生します。カエデのこの生命力は、材となっても残存し、身に起こった異変を何とか修復しようと、大きなねじれ、反り、割れを引き起こします。カエデのこの強靭な力を鎮めるには、暴れるだけ暴れさせる他ありません。鎮まったカエデの厚板から部材を木取りし、さらに残ったカエデから、必要な部材を木取りします。この時、鎮まっているはずのカエデが暴れ出し、昇降盤の刃を止めてしまうことがあります。恐るべし、カエデの底力。カエデの強靭な生命力は材となっても内包され、美しい紋様を静かに湛えています。〇上記は私が楓材を仕入れているn*r*jima**yukiさんの一文。響きのいいギターを探し求めているうちに辿りついたのがこの”楓”材だ。(…表板の材質は当然問われてしかるべきだが最近になって裏板・側板の材質がモノを言うことに思い至った。ちょうどスピーカーとオーディオルームの関係に似ている。因みに私は煉瓦を手割りしてオーディオルームの一部に採用している。”楓”材に着目してからのことだ。)<”楓”の思い出>子どものころ学校から帰ると薪(丸太四つ割り)を10本斬るのが男兄弟のノルマ。イタヤはツルンツルンで骨が折れる。ズルしてナラ等の雑木を選んで切ったものだ。最後に残ったイタヤは兄貴にお任せ。イタヤカエデは嫌われ者だったがギター材としては引っ張りだこだったとは何とも皮肉な話だ。芳醇な香りは(空腹に耐えていた身には)最高だったが!(ちなみに私は12人兄弟姉妹の五男坊…。)◇さて本題のギターは?<ラベル>HASHIMOTO GUT GUITAR1968NO.232<仕様>・弦長:650㎜・ネック幅50㎜・弦高:1弦:3.0㎜6弦:3.1㎜(簡易採寸)*弦の残り分を切り取っていないのは、弦の振幅が時として紡錘形にならずにフレットに触れて異音が出ることがあるため。その場合はナット側とブリッジ側を逆にして張り替えると解消できることが多いので、しばらく様子を見てから、切り取っていただきたい。弦は調整用ですので、お好みの弦に張り替えを。◇まだ良材が豊富な時代の贅沢なつくりだけあって、よく鳴っている。◇遠達性はないが、つま弾くあるいは弾き語りに向いている。◇楓虎杢の良材が織りなす魅力的な響きを持つ本品を見捨てるのはもったいないので、外観には目をつぶってかわいがってくださる方にお届けしたい。◇さわやかな’琴線に触れる’響きは不変。どのナンバーにも共通しているのは、HASHIMOTOギターが生産された期間が、ごく短かったからであろう。◇疵、汚れがあるが「響きがよければいい」という方には、うってつけの一本。可愛がっやっていただきたい。◇私が扱うのはHASHIMOTOギターが多いのだが、最近お目にかかった、発売時のままのビニルカバーに、「よく鳴る」とプリントされているのを知って、なるほどと頷いた。これこそが、HASHIMOTOギターにふさわしいキャッツフレーズだ、と。◇もう一つ’琴線に触れる’というのも、言い得て妙だ。◇さらにネックに狂いが出たHASHIMOTO ギターはめったに見られないのも、驚異的だ。これからも保管さえしっかりすればあと半世紀も無事だろう。◇奇を衒うことなく、必要最小限のシンプルな構成が、逆に説得力のあるサウンドを生み出している。半世紀以上も前の作品とは思えない程しっかりした筐体を保っているのも、”震電”プロペラ設計者のなせる技というべきか。木がどうなりたがっているかを知り尽くした職人の技というべきか。

残り 1 5690.00円

(57 ポイント還元!)

翌日お届け可(営業日のみ) ※一部地域を除く

お届け日: 05月22日〜指定可 (明日12:00のご注文まで)

  • ラッピング
    ラッピング
希望しない
希望する ( +600円 )
希望しない
数量
同時に5点までのご購入が可能です。
お気に入りに保存

対応決済方法

クレジットカード
クレジットカード決済
コンビニ前払い決済
コンビニ決済
代金引換
商品到着と引き換えにお支払いいただけます。 (送料を含む合計金額が¥299,000 まで対応可能)
ペイジー前払い決済(ATM/ネットバンキング)
以下の金融機関のATM/ネットバンクからお支払い頂けます
みずほ銀行 、 三菱UFJ銀行 、 三井住友銀行
りそな銀行 、ゆうちょ銀行、各地方銀行
Amazon Pay(Amazonアカウントでお支払い)

大量注文に関して

30個以上かつ10万円以上のご購入はこちらからお問い合わせください

お問い合わせはこちらから