最上大業物 刀 長曽祢虎徹入道興里 裁断銘 二ツ胴切落 山野勘十郎久英 寒山鞘書 刀苑社最上作〔検索:虎撤・太刀・脇差・鍔・縁頭・甲冑〕

  • 商品説明・詳細

  • 送料・お届け

商品情報

【法 量】登 録:昭和四拾九年拾月壱日 東京都 第189471号種 別:刀時 代:江戸時代前期 寛文二年頃鑑 定:佐藤貫一(寒山)博士鞘書(真筆)、刀苑社審査委員會 委員長 村上孝介 最上作(昭和五十年八月二十四日認定 第008935号)表 銘:長曽祢虎徹入道興里(ハネ虎入道い興里銘)裏 銘:(金象嵌銘)寛文壬子孟冬廿一鳥 二ツ胴切落 山野勘十郎久英(花押)刃 長:六十八・三〇糎(センチメートル)有之反 り:二・〇〇糎有之元 幅:約三・一三糎有之先 幅:約二・二二糎有之元 重:約〇・七二糎有之先 重:約〇・五七糎有之重 量:約七百三十七・〇〇グラム有之釘 孔:壱個(産孔)形 状:鎬造、庵棟、中鋒、反り深く身幅・重ね尋常地 鉄:小板目肌詰み、地沸微塵に厚く付き、地景細かに入り、地金よく冴える刃 文:直ぐの短い焼き出しがあり、浅くのたれ調に互ノ目が連れて交じり、数珠刃風となり、角がかった刃等も交え、足太く頻りに入り、匂深く小沸付き、細かに金筋・砂流しかかる彫 刻:表)玉追龍(珠追龍)、裏)梵字(不動)中 心:産茎、鑢目浅い勝手下がり、先刃上がりごころの栗尻、目釘孔産壱附 帯:時代金一重祐乗ハバキ(江戸期)、時代白鞘(江戸期)、寒山博士鞘書(昭和期)、刀苑社審査委員會最上作認定書、大島織白鞘袋【所 見】兵庫縣芦屋市荷口の一刀で昭和五十年八月二十四日の刀苑社審査委員會に於いて「最上作(第008935号)」として認定されている。「長曽祢虎徹入道興里」虎徹の前身は越前國の甲冑師であり明暦二年彼が五十歳の頃に江戸に出て刀鍛冶に転じた。通称を「三之丞(さんのじょう)」と称し「興里」と名乗り後に入道して虎徹入道と云う。作刀時期により「虎徹」を表す銘が変遷し「古徹」「虎徹(ハネ虎)」「乕徹(ハコ虎)」の漢字が使用された。その他「興」の下部が「い」に見えるため「い興」と呼ばれるものや「奥」に見える「おく里」等「こ」以外の見分け方も複数ある。興里の刻銘が頻繁に変化した理由としてはその存命中から斬れ味抜群と評判で武用刀として人気が高かったことから贋作が多く作られたことによる苦肉の策と考えられている。刀鍛冶に転じてからも甲冑師時代に鉄を鍛錬する素地を既に身に付けていたことから他の刀鍛治に類を見ない極めて精緻で強い地金を見せている。彼の一心に追求したものが武用に最も適した強靭性であり鍛えの他に刃文・姿形・肉置・茎仕立の隅々まで細心の注意を払っていることが窺われそれらが結果的に機能美として姿や地刃の美感を高めることに繋がっている。彼の作風は総じて地鉄が強く地刃の匂口が明るく冴えるのが特徴でその作刀の多くに焼出しがあり作風も前期には瓢箪刃と称される大小の互ノ目が連れた刃文を後期には数珠刃と呼ばれる独特の互ノ目乱れを焼いてその技倆は古今比類無く高く評価されており寛政九年〜文政十三年の間に編纂・再版・改訂された懐宝剣尺及び古今鍛冶備考に於いて「最上大業物」に新刀弁疑に於いて位列は「新刀最上作」に列せられている。本作は所謂ハネ虎入道い興里銘の虎徹で鍛え小板目が詰み地沸が微塵に厚く付き地景が細かによく入り刃文は直ぐの短い焼出しごころがありその上は焼き幅を広く取り直ぐ刃調に頭の丸い互ノ目が連れて交じり足太く盛んに入り匂深く小沸が厚く付き細かに金筋・砂流しがかかる等の出来口を示している。彼の得意とした数珠刃の作域を表しているが常にも増して焼刃に迫力があり放胆な作柄に仕上がっている。特筆する点は地金にあり極めて精緻且つ強い地金を見せており地刃の匂口が明るく冴えている。またズシっと手持ちの重い頑健な体配は平肉がよく付いた健体な証であり内外共に健全で研磨の必要も無く幾星霜の時代を生き抜いて来た姿に関心させられる(白鞘も時代の良い一作のため内外を御手入れしている)。常々の遺作に比して反りが深く鋒も延びているところから或いは特別の注文によるものか意識しての作刀かとも思われる。本作には刀身表に「玉追龍(珠追龍)」裏に「梵字(不動)」が刀身彫刻されている。新刃銘尽に「虎徹は至って切り物の上手なり。のぼり龍、下り龍、くりから、不動のたぐひすべてその手ぎはこまやかに恰好よし」とあるように甲冑師時代に培った技量は刀身彫刻にも存分に発揮されており彼の作刀の中でも彫物がある遺作は一層高い人気を誇る。茎には一部剥離が見受けられるが金象嵌による「寛文壬子孟冬廿一鳥 二ツ胴切落 山野勘十郎久英(花押)」の裁断銘(せつだんめい)がある。裁断銘とは人間(罪人)の胴体を使った斬れ味の検証結果を試刀し「年月」「切り手氏名」と共に茎に刻した銘である。寛文新刀では「二ツ胴」「三ツ胴」等と重ねて斬った胴の数を金象嵌銘として入れている。加右衛門の子山野勘十郎久英の裁断銘は明暦二年より確認されている。幕府御様御用を生業とした山野家の裁断銘は和泉守兼重・上総介兼重・長曽祢虎徹・大和守安定・江戸法城寺派諸侯に多く山野家に裁断銘を依頼するには十両も要したとも伝わる。山野家への謝礼・関係牢役人等への謝礼・準備の人件費・金象嵌銘を入れる工賃も含むのだろうが大金である。年紀はハネ虎の銘振りから推して寛文二年頃の作と鑑せられ虎徹大鑑の著者である佐藤貫一(寒山)博士の真筆鞘書(長曽祢虎徹入道興里 寛文壬子孟冬廿一鳥 二ツ胴切落 山野勘十郎久英裁断銘有之 刃長弐尺弐寸五分半有之 昭和甲寅年晩吉日 寒山識 花押)がある。昭和名物帳で名高い村上孝介氏が主幹を務めた刀苑社審査委員會より昭和五十年八月二十四日に「最上作(第008935号)」として認定されており本作に一層の華が添えられている。高齢となり管理が難しいため興里の佳作をお探しの蒐集家に是非ともお譲りしたい。※原則として貴重な文化財として御手入れ・保存が出来る御方、ルールを守れる御方のみご参加下さい。評価の悪い方及び新規入札の方は必ず質問欄より購入のご意思をお示し下さい。金策のためノークレーム・ノーリターンとさせて頂きます。 【画 像】xvpbvx

残り 1 327600.00円

(3276 ポイント還元!)

翌日お届け可(営業日のみ) ※一部地域を除く

お届け日: 05月07日〜指定可 (明日12:00のご注文まで)

  • ラッピング
    ラッピング
希望しない
希望する ( +600円 )
希望しない
数量
同時に5点までのご購入が可能です。
お気に入りに保存

対応決済方法

クレジットカード
クレジットカード決済
コンビニ前払い決済
コンビニ決済
代金引換
商品到着と引き換えにお支払いいただけます。 (送料を含む合計金額が¥299,000 まで対応可能)
ペイジー前払い決済(ATM/ネットバンキング)
以下の金融機関のATM/ネットバンクからお支払い頂けます
みずほ銀行 、 三菱UFJ銀行 、 三井住友銀行
りそな銀行 、ゆうちょ銀行、各地方銀行
Amazon Pay(Amazonアカウントでお支払い)

大量注文に関して

30個以上かつ10万円以上のご購入はこちらからお問い合わせください

お問い合わせはこちらから